八幡宮寺領荘園・八幡別宮総覧

中世石清水八幡宮寺の荘園や別宮を総覧します

今後の作業の進め方

歴博の日本荘園データベースを使って、まずは石清水領の一覧を、中国・四国地方分に関して作成してみました。この作業は単純で、ある国について本家・領家を「石清水」のキーワードで抽出しただけのものです。この作業は、今後畿内・東海・東山・北陸と進めていく予定です。

 

九州については別記事にても述べましたが、宇佐弥勒寺領や正八幡宮領など九州五社別宮領の形で領有されている荘園をカウントする必要がありますので、やや時間がかかると思います。

 

その後、角川や平凡社の地名辞典を参照しながら、まずは荘郷保名の確定へと進めていきたいと考えています。この段階で、個別荘郷保についての記事を作成していくということになると思います。

 

この総覧で別宮をどう扱うかについてはいろいろと悩みどころではあるのですが、とりあえず荘郷保名と別宮名とが史料上で一致する場合にも、別宮は別宮で別記事を作成するのがいいのかなと、今のところは考えています。ここら辺はブログ記事にするメリットで、荘郷保と別宮とを合叙する方がよさそうなら、記事を適宜合体削除させつつ対応したいと思います。

 

また個別荘郷保・別宮記事を削除する際には、念のため個別に削除情報をアップしようかと考えています。

 

典拠史料に関しては、個別荘郷保・別宮記事を作成する段階に至ってから、やはり記事として作成していきたいと考えていますが、史料群単位で一つの記事にするのか、それとも一つの史料で一つの記事にするのか、そこは悩みどころです。特に石清水祠官の処分状などは、現実的には一つの記事にせざるを得ないように思います。その記事から複数の荘郷保・別宮記事にリンクできるようにできればと考えています。

 

このリストは以前から作りたいと考えていて、しかもブログ形式にすると記事の編集や追加・削除、さらには写真添付などが容易なので、うまく機能するように工夫しながらデータを蓄積していきたいと考えています。